ビアガーデン！2023

10年以上ぶり。

あまりに久しぶり過ぎて、今の時代にはビアガーデンは絶滅したものだとすら思っていた。

コロナもあったし、こんなに暑い中、ビル屋上という都市の象徴なのに屋外なんて所で飲むなんて、そんな強靭な精神力と体力を兼ね備えた人種などいないだろう。

いや、居たわ。すぐそばに。

ということで、出席することに。

コロナ前も、時折「ビアガーデン」というキーワードを耳にする事はあったが、

「暑いとこより涼しい所の方がいい」とか、

「ポテトや唐揚げばかりより美味しいもの食べたい」

みたいなセリフで封印してきた。

今回はそういうセリフが封印された立場での出席。

おー、近頃のビアガーデンの性能とやらを見せてもらおうか。

やってきたのは自宅にほど近い百貨店の屋上。

前払いのチケットは、近代的な券売機のような感じも無く、人力満載で長蛇の列。

飲み物は、冷たさを売り文句にする多彩な種類。

食べ物は季節感の無い多国籍な大量・大衆的なブラウンカラー。

ちっとも進化してない。

風が吹かないと暑さが際立つが、時間経過とともに日差しが無くなり慣れてくる。

なんか、涼しく感じさせる設備や演出とかないの？

昔となんにも変わんない。

意外にも若い女性もチラホラだが、圧倒的な高齢者施設感。

高齢の方々は皆さまお元気ですわ。

しかも皆さん慣れてらっしゃる。

高齢の方々が好まれるような食物は見当たらないんやけどね。

そういう意味でも若いっちゅうことやな。

進化してない理由はこれか？？

大きく様変わりしないことが、生き残るために必要な要素か。

懐かしさを感じることもそうだが、ガラパゴスが好まれる領域もあっても良いのだろう。

まあ、特に美味しいという事は無いが、夏を感じ、夏を満喫するには絶好のシチュエーションかもしれないと、何故か好意的に感じた一夏のアバンチュールでした。。。

※特に素敵な出逢いがあった訳ではない。（念のため）

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