五竿風月 ♪磯恋しい♪

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車の契約の仕方【第二話】

車購入物語 第2話になってしまった。

今回の主役からの依頼で、軽自動車の購入を手助けすることにというお話。

 

三菱ディーラー

2日目は、三菱へ。

デイズと同格でありながら個性的な顔立ちのekクロスを拝みに。

内装は、デイズと全く同一。

ただ、グレードによる内装色の違いが無いため、デイズの上位グレードと同じダーク色のみとなる。これは個人的に良い印象。主役はどう感じたかな?

 

デイズと同じでコーナーセンサーや安全性能も文句なし。

もう一つデイズと異なるのは、シートヒーター。ekクロスは運転席と助手席は標準装備。一方デイズは寒冷地仕様のオプション仕様。

 

エクステリアは一目でそれと分かるフェイス。

好みは分かれるとこだ。

 

私が気になったのは、ヘッドライトがバンパーに埋め込まれている点。

最近は、車自体のデザインが多様化しているため、バンパーにも波及し形状が複雑です。

その上、前述のコーナーセンサー等の電子機器なども埋め込まれており、もしも損傷した場合には高額な修理費と期間を要する要因になるのではと推測する。

ぶつけないためのセンサーであるため、リスクを相殺しているのだが、バンパーの生誕の理由が陳腐化し、もはや別物としての存在意義が確立したのだと認めざるを得ない。

そう思考し、ヘッドライトの件は目を瞑ることにした。当然、主役にも敢えて伝えず、エクステリアに対する本人の印象を大切にすることにした。

 

見積もりをお願いし、暫し待つ。この待ち時間が毎度結構長い。頭脳の回転数が下がる。ディーラーの作戦なのか??

印字された見積書の金額はデイズのそれとほぼ同じであるが、値引き額も記載されてないものの、会話と営業者の話ぶりから想像すると、日産より渋いのではないかと推測。

 

三菱は数年前のインシデントもあり、辛い時期を過ごしただろう。

その印象は払拭していくことが経営における指針にも反映されているのでは、もしくは反映する必要があるのではと考えるが、もしかするとそういったポリシーが強気の姿勢を誇示し、車の市場価値を向上させるという意思としてディーラーの行動に表れているのではないかと、勝手な想像をした。

20年ほど前のマツダが今のマツダに生まれ変わる際には、同じような思考が存在したのではないか?

今回の登場人物ではない所にまで、勝手な憶測が及んだため、思考を自制することにした。

 

ここでも予約なしの電撃訪問をしたため、展示車や試乗車もなく、別日での試乗をお願いして店舗を後にする。

 

ダイハツディーラー

キャストの中古車を物色することと、試乗を目的として訪問した。

流石に自社の製品であることからキャストの中古車台数も豊富にある。

年式もピンキリであるが、安全性能や走行距離による機能劣化の懸念から、高年式をターゲットに一台一台見て回る。

 

主役の印象を聞くと、気に入ったものはあってもタバコ臭が気になる様子。

なるほど、私自身はあまり拘らない部分ではあるが、本人の気持ちが重要。

価格を考える以上、妥協はある程度必要だが、妥協を重ねることは愛着心を希薄にしていく。

愛着が無ければ、大切にするという思いも低く、洗車すらしなくなるどころか、安全運転意識にすら影響しかねない。

故に、本人の「気にいる」という気持ちが重要であり、私自身も本人が「気にいる」という思いに繋がるサポートをしなければと改めて感じた。

 

ディーラーの見積もり額はやはりここでも高額。

とりあえず、試乗車を探索してもらうと、少し離れた系列店にあるとのことで、主役の気持ちを確認し系列店に向かった。

 

系列店では丁寧な対応を受け、主役と二人での試乗をする。

加速感や運転のし易さ、エアコン動作時の上り坂での加速性能などを重点として確認。

以前の軽自動車とは思えないほど進化しているのだと驚かされると共に、キャストという車の脳内順位が下剋上となった。

正直、試乗前までは個人的には下位にランキングしていた。主役の思いはさておき。

 

一方で、主役の思いの方は逆に作用したようだ。

私が気にしていたテールのウィンカー位置と、コーナーセンサーがオプションな上に、外付け感が満載の昔仕様な取付になることなどが主な理由。

 

主役は私の意見を絶対的なものとして素直に受け入れているということだ。軽はずみなコメントは差し控えなければならない。

元々、主役は頑固な性格故にあまり私の意見など聞かないのではと思っていた。機能の解説やオプションのアドバイス、あとは値引き交渉が私の主たるミッションと心得ていたが、意外にも人生、少なくともカーライフに関わる先輩として頼っていたのだと理解した。

主役を主役たらしめるため、私は重要なファクトを的確にコメント、サポートする参謀としての任を預かったのだ。

 

この思いを受け止めるという決意を新たにすると同時に、二日目のタイムリミットを迎えた。

 

主役の気持ちはどの車種に傾いているのだろうか。

 

 

 

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